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環境改変―感染症―人間のつながり

企画者:川端 善一郎(総合地球環境学研究所)

概要:新型インフルエンザの例にみるように、感染症の発生と拡大は直接的間接的に人間の生存を脅かす深刻な地球環境問題である。感染症の発生と拡大を「環境改変―感染症―人間のつながり」の視点から理解することは、甚大な被害が起こりにくくする手だてを見いだすことにつながる。このつながりの解析には遺伝子から人間を含む生態系における相互作用を解きほぐす強力な生態学の基礎研究が必要である。本シンポジウムではいくつかの感染症の例を取り上げ、「環境疾患予防学」とも言うべき学問の創設に生態学がどのように貢献できるか、またすべきかを明らかにしたい。