外来種の管理をめぐる人々の意識と意志決定(仮題)
企画者:西川潮(国環研・リスクC)米倉竜次(岐阜河川研)
概要:外来種の侵入は、環境汚染や乱獲、気候変動などと並ぶ、生物多様性の減少をもたらす主要なストレス要因である。それを受けて、世界のいたるところで、研究者、地域住民、行政、農業・漁業従事者といった様々な立場の人々が外来種の管理事業に携わっている。しかしながら、外来種管理に対する問題認識や、それに費やす労力・費用の感覚は、必ずしも関係者間で一致しないことがある。人々が共通の目標に向けて一致団結するためには、関係者間での合意形成が必要となるが、そのために研究者は何ができるであろうか?本シンポジウムでは、個別の事例を交えながら、自然科学と社会科学の研究アプローチを紹介していただき、外来種の管理をめぐる人間の意識や意思決定プロセスについての理解を深める。次に、関係者間の合意形成を含め、「外来種の管理」という共通目標を達成する上で有用と思われる学際研究・共同研究のあり方について考察を進めたい。
- 外来種のリスク管理をめぐる人々の意識と意志決定(仮題)
米倉竜次(岐阜河川研)
- 水辺の外来種管理に対する人々の意
識:地域 vs.全国スケールのアンケート調査(仮題)
西川 潮(国環研・リスクC)
- 水辺の外来種管理に対する支払意志額:環境
経済学からのアプローチ(仮題)
柘植隆宏(甲南大・経済)
- 外来種問題の順応的な協働管理と環境倫
理−釧路湿原のウチダザリガニを事例として−(仮題)
二宮咲子(東大・新領域)
- よかれと思った対策と実際の効果
の間に生じうるギャップ―生態系プロセスを考慮することの重要性
―(仮題)
亘 悠哉(森林総研・鳥獣生態)
- 琵琶湖における近年の特
定外来生物指定植物種の防除をめぐって(仮題)
金子有子(琵琶湖環境科学研究セ)
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コメンテーター:西野麻知子(琵琶湖環境科学研究セ)、谷内茂雄
(京大・生態研セ)(仮)