概要:今年秋に名古屋で開催されるCBDのCOP10を控え、企業、行政、民間など多
様な組織で様々な生物多性保全活動が計画・実施されるようになってきた。こう
した中、生物多様性の保全のためのガイドラインが企業でも、行政でも検討・提
案されことが増えてきた。しかしながら、その多くはまだ一般的、定性的である
場合が多く、現場からはどうしたらよいかわからないという戸惑いの声も聞こえ
てくる。本シンポジウムでは、学術研究者と企業および行政関係者のラウンド
テーブルを設け、生物多様性の保全を科学的かつ効果的に進めるための方向性
を、生態学の見地から模索することを目指す。
企業側の演者は、足立直樹((株)レスポンスアビリティ)が主宰する「生物多
様性イニシアチブ」の会員企業にお願いする予定。企業活動の現状に、2009年8
月20日に公表された生物多様性民間活動ガイドライン、 COP10と関連づけて討論
を行い、今後の企業活動の展開と学界との具体的なコラボレーションを構築する
ことを目指す。