| 要旨トップ | ESJ59 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第59回全国大会 (2012年3月,大津) 講演要旨 ESJ59/EAFES5 Abstract |
自由集会 W15 -- 3月17日 17:30-19:30 E会場
南極、北極、高山などの地域では、低温や乾燥、強風などの過酷な環境により、特異な生物相や独特の生態系を見ることが出来る。地球上の生命にとっての最前線とも言えるこれら極域は、生物やその生態系の極限の姿を知ることのできる興味のつきないフィールドである。本自由集会は、極域研究にたずさわる様々な分野からの自由な研究報告、およびフィールドに関する情報交換の場として企画された。
今年度からは、グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス(GRENE)事業の北極気候変動分野として「急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合解明」が採択され、各種共同研究がスタートしている。既に50年を越える歴史を持つ南極観測と合わせて国家事業としての両極観測が始まったことになり、日本の極域生態系研究は大きな転換期を迎えている。これを機会に、幅広い研究分野からの積極的な参加を期待する。