| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨
ESJ60 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-466 (Poster presentation)

有機質資材を施用した農耕地における一酸化二窒素の排出係数の算定

*佐野智人(農環研),仁科一哉(農環研,現:国環研),大浦典子(農環研),須藤重人(農環研),布山美恵(山形県農業総合研究センター),熊谷勝巳(山形県農業総合研究センター),矢野真二(山形県農業総合研究センター),大越聡(福島県農業総合センター),佐藤睦人(福島県農業総合センター),藤田裕(茨城県農業総合センター),飯村強(茨城県農業総合センター),白鳥豊(新潟県農業総合研究所),古川勇一郎(新潟県農業総合研究所),恒川歩(愛知県農業総合試験場),菅野淳夫(愛知県農業総合試験場),西本浩之(愛知県農業総合試験場),辻正樹(愛知県農業総合試験場),蓮川博之(滋賀県農業技術振興センター),高橋有紀(滋賀県農業技術振興センター),鈴江康文(徳島県立農林水産総合技術支援センター),黒田康文(徳島県立農林水産総合技術支援センター,現:徳島県南部総合県民局),平山裕介(長崎県農林技術開発センター),山田寧直(長崎県農林技術開発センター),水上浩之(熊本県農業研究センター),城秀信(熊本県農業研究センター),上薗一郎(鹿児島県農業開発総合センター),古江広治(鹿児島県農業開発総合センター)

日本の温室効果ガスインベントリで用いる有機質資材施用時の農用地土壌における一酸化二窒素(N2O)の排出係数を算定するため、全国10県の農業試験機関(山形、福島、新潟、茨城、愛知、滋賀、徳島、長崎、熊本、鹿児島)において、家畜ふん堆肥の排出係数を評価する試験を実施した。クローズドチャンバー法によりN2Oフラックスを測定し、排出係数をもとめた。その結果、排出係数は牛ふん堆肥、豚ぷん堆肥、鶏ふん堆肥の順で大きくなり、化学肥料と鶏ふん堆肥は同程度であった。しかし、土壌や気象条件の違いによるものと推測される地域ごとの排出係数の差もみられた。


日本生態学会