| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨 ESJ60 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-466 (Poster presentation)
日本の温室効果ガスインベントリで用いる有機質資材施用時の農用地土壌における一酸化二窒素(N2O)の排出係数を算定するため、全国10県の農業試験機関(山形、福島、新潟、茨城、愛知、滋賀、徳島、長崎、熊本、鹿児島)において、家畜ふん堆肥の排出係数を評価する試験を実施した。クローズドチャンバー法によりN2Oフラックスを測定し、排出係数をもとめた。その結果、排出係数は牛ふん堆肥、豚ぷん堆肥、鶏ふん堆肥の順で大きくなり、化学肥料と鶏ふん堆肥は同程度であった。しかし、土壌や気象条件の違いによるものと推測される地域ごとの排出係数の差もみられた。