| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨
ESJ60 Abstract


一般講演(ポスター発表) P3-HS11 (Poster presentation)

ヒラタクワガタのDNA解析

*倉田裕史(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校・理科調査研究部)

日本には多くの種類のクワガタが生息しており、特にヒラタクワガタは離島を中心に12亜種に分けられている。今までの研究によってヒラタクワガタは日本で最も古い種群であり、国産種と外国産種でも交雑することができるとわかっている。そのため異産地種や外国産種による遺伝子攪乱や国産種の減少が危惧されている。日本はカブトムシ・クワガタの飼育が盛んであり、毎年多くのカブトムシ・クワガタが輸入されているためヒラタクワガタでなくとも同様の事態が起こる可能性があり大きな問題である。私はヒラタクワガタの遺伝子解析を行うことにより遺伝子撹乱や外国産種との交雑が起こっていないかについて、またヒラタクワガタがどのように日本で繁栄したかについて調べた。

本研究ではそれぞれの種類のヒラタクワガタをDNA抽出、PCR法、電気泳動によって遺伝子解析を行い、その遺伝子変異から系統樹を作成し考察を行った。


日本生態学会