| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨 ESJ61 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PB1-HS32 (Poster presentation)
太平洋岸の環境や生態系の調査研究を行うとき、その指標となる生物として、ウミガメに注目した。ウミガメの回遊、産卵浜の状態(安定しているか、人工物により変化が始まっているかなど)、子ガメが卵黄を使い切ったとき餌場とする沖合の海中状況、産卵前後に餌場となる海中の状態がどのようになっているかなどが調査項目になった。これらを調査することによって、海洋環境を多様な視点で考察できるはずである。本研究では、海岸測量および植生調査、イオンアナライザによる水質調査、水中カメラによる観察、ソナーによる測定などの方法を用い、沖縄、小笠原、屋久島、相模湾についての調査結果を昨年から2年間にわたって得て考察し、発表する。