| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


一般講演(ポスター発表) PB1-HS40 (Poster presentation)

猿沢池のアオコの発生から考える水質保全

*狩田帆乃夏, *赤木美穂 (奈良女子大学附属中等教育学校)

本校近くの猿沢池には、古くからの言い伝えである「澄まず、濁らず、出ず、入らず、蛙はわかず、藻は生えず、魚が七分に水三分」という七不思議があり、それを科学的に解明しようと、池の水質を調べることにした。調査を進める中で、春~夏にアオコが発生することがあり、それについて詳しく調べることにした。植物プランクトンの量を数値化するために、クロロフィルの抽出実験を行い、クロロフィル量を求めることにした。また、猿沢池で確認したプランクトンを整理するために、図鑑を作成することにした。

その結果、猿沢池には恒常的に藍藻類が多いことは調査により確認できた。藍藻類は繁殖力が強く、5月~6月にかけて発生したアオコは藍藻類の増加によるものだと確認できた。また、晴天が続いたときには、アオコが発生しやすいことも分かった。


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