| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨 ESJ61 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PB1-HS49 (Poster presentation)
これまでにウメノキゴケの被度が異なる校内の2地点において,交通量,大気中のSO2濃度,大気中のNO2濃度,大気のpH,大気中の粉塵・生物等(生物の破片・胞子等)の量,温度・照度・湿度について,生育に影響を与える要因として調査を行った。そこでは,NO2濃度,大気中の粉塵の量,大気中の生物量(胞子等),湿度に違いが見られた。今回は,特に違いが見られた温度・湿度に注目し調査を行った。
まず,ウメノキゴケが生育している校内8地点における気温・湿度をデータロガを用いて測定した。しかし,この測定では測定時間帯が11:00~13:00といった昼間であったため,違いを見いだすことはできなかった。次に,校内8地点のうち2地点において,同一樹木内のウメノキゴケがよく付いている面(最大被度面)とあまり付いていない面(最小被度面)の気温・湿度をデータロガを用いて2日間測定した。その結果,最大被度面と最小被度面では湿度が100%になる時間が異なることが判明した。