| 要旨トップ | ESJ61 自由集会 一覧 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


自由集会 W10 -- 3月14日 15:45-17:45 B会場

生態学者的分子手法とBayesianで紐解くWolbachiaの世界

企画者: 徳永幸彦(筑波大学)

この自由集会は、あまりお金がないけど、分子手法を使ってみたいと思われている方、あるいは、あまり沢山のデータはないけど、何とかモノが言いたいと思われている方を対象にしています。今藤(環境研)さんには、Wolbachiaネタを中心に、生態学者の視点に立った、比較的廉価な分子生物学的手法と、その手法を用いた成果を紹介して頂きます。引き続き、今藤さんに紹介頂いた手法を用いた研究を、若い2人に紹介して頂きます。内海(総研大)さんには、寄主の種を越えてWolbachiaが伝搬できるかについて、マメゾウムシのモデルシステムを使った実験を紹介して頂きます。沼尻(筑波大)さんには、宿主とWolbachiaの相互作用が、Wolbachiaの生殖操作の強さを変化させるのかどうか、文字通りWolbachiaを「入れたり出したり」して明らかにした研究の話をして頂きます。2題ともデータの解析には、今流行りのベイズ統計を駆使しています。各演者には「講話」はそこそこにして頂き、議論できる時間を十分に取った形の集会にする予定です。分子手法も統計もどうでもいいけど、Wolbachiaが好き!という人も大歓迎です。

[W10-1] 生態学者のための分子手法  今藤夏子(環境研)

[W10-2] Wolbachiaは種の壁を超えられるか  内海邑(総研大)

[W10-3] 入れたり出したりしたら分かったこと  沼尻侑子(筑波大)


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