| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨 ESJ62 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PB1-034 (Poster presentation)
高知県中西部を流れる仁淀川は、同じく高知県を流れる四万十川や鏡川に比べて底生生物に関する情報が少ない。そこで仁淀川源流域の6支流17地点を対象として、河川地形や水質などの物理化学的環境、底生藻類や底生動物などの生物相を調査した。水が山から浸み出す地点である6支流の最源流点は標高364–1206 mに位置していた。底生藻類とサワガニを除く底生動物は、各支流において、最源流点が下流の調査地点に比べて生物量が少ない傾向がみられた。仁淀川源流域では、四万十川上流域と鏡川上流域ではみられないミヤマシマトビケラ属やオナシカワゲラ科の種、およびガガンボカゲロウが多くの調査地点で採集された。