| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


一般講演(ポスター発表) PC2-HS21 (Poster presentation)

太平洋岸生態系調査 /海岸の生き物調査から見える生物の生態と環境の関係

*城尾泰河, 伊藤大輝, 元川知歩, 米岡克啓, 佐藤奈緒, 宮崎智葉, 清水悠 (横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)

日本は温帯に位置しながら近くを流れる黒潮の影響で熱帯の生き物も流れてくる。その為、生物が多様化したと考えられる。また、人も多いため人工的な影響も出ていることが分かってきている。そこで私たちは調査するポイントを絞って生物の分布と生態を調べてきた。

調査方法はコドラート法(1m×1m四方の中の生物の生息割合を碁盤目状に調べる方法)やイオンアナライザー(アンモニア、カルシウム、塩素、シアン、フッ素、ナトリウム、塩化物、銅の測定が可能)を用いた水中のイオンの解析。

結果は逗子の海岸はピリヒバ、サンゴモが多く全体的に八割の部分を覆っていた。また、その下にはウニや蟹、エビなどの子供が多く生息する生物にとって良い環境となっていた。また、岸には海藻(コンブ、わかめなど)も流れてきているため、海岸にも分解者が存在すると考えられるので、海岸の中で循環が行われていると考えられる。

この他にも日本の太平洋沿岸の地域や島で調査をした。今後は引き続きいろいろな場所で調査を続けていきたいと思う。


日本生態学会