| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第63回全国大会 (2016年3月、仙台) 講演要旨 ESJ63 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PH-036 (Poster presentation)
私たちは不老不死として注目されているベニクラゲに興味をもち、研究を始めた。ベニクラゲは身体的ストレスを感じると、自ら受精卵のような状態に戻るということが発表されている。実際に、ベニクラゲを針で100回刺すことによって若返りを促進させることを確認した。そこで、私たちはヒトがストレスに感じるような物理的ストレスにおいても、若返りを促進できるのではないかと考えた。また、クラゲには重力方向の重要器である平衡胞、光を感じ取る器官である眼点の2つのみ感覚器がある。よって、光によって視覚的ストレスを与えることにした。
実験1では、クラゲ用水槽にクラゲを収容しカラーセロハンで覆い被せた上から、LEDライトを当てて各色(無色、赤色、青色)光に対する応答反応の違いを調べた。
実験2では、クラゲ用水槽にクラゲを収容しカラーセロハンで覆い被せた上から、照度を揃えてLEDライトを当てて各色光に対する応答反応の違いを調べた。
しかし、実験ではベニクラゲの捕獲・飼育が難しく、他種のクラゲ(タコクラゲ、ミズクラゲ)で代用して反応を調べた。