| 要旨トップ | ESJ63 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第63回全国大会 (2016年3月、仙台) 講演要旨 ESJ63 Abstract |
自由集会 W27 -- 3月23日 15:30-17:30 RoomI
外来種の群落は古くは多摩川からコアカザ-オオオナモミ群集、ナガバギシギシ-ギシギシ群集などが記載され(奥田 1978)組成が明らかにされると同時に植生単位として認知されてきた。近年においても河川や湖岸、海浜などの水辺の外来種の群落は一向に増加速度の低下がみられず、琵琶湖流域ではナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイなどが在来種群落のみならず既存の外来種群落と置き換わり広大な群落を形成するにいたっている。これらの外来種群落の侵入、定着や増減の要因などについてその植生学的な課題を検討し、植物社会学上の取り扱いを含め群集生態学的な議論の場を提供したい。以下の課題について扱う予定である。
・在来種との置き換わり現象(競合種、環境)
・外来種群落相互の競争関係と変遷
・人為的干渉との関係
[W27-1] 多摩川中流域における外来樹種の分布と流路変遷との関係
[W27-2] 琵琶湖沿岸水生植物群落への外来植物の侵入と環境条件との関係
[W27-3] 東日本大震災の津波被災地における外来種群落