| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨 ESJ64 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-A-013 (Poster presentation)
ミツバチの胸部気管に寄生するアカリンダニは、ミツバチの発熱能力を低下させ、ミツバチコロニーを崩壊させると言われている。しかし、発熱能力の定量的評価や、発熱能力低下のメカニズムの解明はされてこなかった。本研究では、アカリンダニに寄生されたニホンミツバチと、気門を人為的に封鎖したミツバチの発熱能力を計測し、気管の閉塞によって発熱能力が低下することを明らかにした。また、オオスズメバチをニホンミツバチコロニーに提示して形成される蜂球の温度と蜂球持続時間を解析した結果、アカリンダニの寄生は蜂球内温度に影響を与えないことが明らかになった。