| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨 ESJ64 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-D-160 (Poster presentation)
沿岸域は,気候変動や人間活動により最もインパクトを受けた生態系の一つである.これを持続的に利用するためには,科学的基盤情報をもとにした対策が必要不可欠である.海流や温度と関係した沿岸生物相の分布パターン,および種の分布の境界線に関する知見は,このような影響を予測し,対策をとるために基盤となる情報である.そこで本研究では,潮間帯の生物群集の定量化およびアクセスの容易さに注目し,岩礁域および干潟域、魚類およびベントスのいずれの群集が最も緯度的な生物相の変化を反映するのかを検証することを目的とし,東九州沿岸の複数の地点を対象に定量的な調査を行った。