| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-Q-463  (Poster presentation)

ハルニレの葉サイズのシュート内変異

*小山耕平(帯広畜産大学・生命科学)

植物の葉のサイズは、同一種や同一個体内、ひいては同一シュート内でも大きく変異する。今回、北海道帯広市の帯広畜産大学構内および大学近郊の帯広の森で採取したハルニレ(Ulmus davidiana var. japonica)の葉のサイズおよび形状の変異について調査した。その結果、第一に、葉数の多いシュート(当年枝)ほど葉一枚当たりの葉面積が大きくなる傾向があった。第二に、同一シュート内では葉の付け根から先端に向かって葉が大きくなる傾向があった。しかしながら、葉数が非常に多いシュートに関しては、先端で葉が再び小さくなる傾向があった。第三に、ハルニレは主脈を中心に左右非対称の葉身を持つが、葉の表(向軸面)から見て左側が大きい葉と右側が大きい葉がシュート上で交互に並んで存在していた。


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