| 要旨トップ | ESJ64 自由集会 一覧 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


自由集会 W02  3月14日 18:00-20:00 C会場

Ph.D.の育ちかた、育てかた。

京極大助(龍谷大・理工)、川津一隆(龍谷大・理工)

大学院生と教員の人間関係は独特で難しい。生まれて初めて科学研究という未知の世界に足を踏み入れた学生は、知識、技術、そして時には精神面での教員からのサポートを必要とする。しかし、大学教員が教育者あるいはメンターとしての特別な訓練を受けている例は稀だ。さらに、生態学分野では学生と教員をとりまく外的な環境が変化しつつある。たとえば学問が概念的、技術的に進歩し、学生が独力で独自性の高い研究を行うことは以前に比べて難しくなり、業績面での競争が激しさを増すなど短期的な生産性を重視せざるを得ない状況も生まれてきた。このような状況の中で、学生・教員ともにどう振る舞ったらいいか悩むことも多いのではないだろうか。しかし、教員と学生の関係のあり方について公に語られることはこれまでほとんど無かった。そこで本集会では、(元)学生と教員の双方の立場から率直に意見を述べることで「そもそも現状に問題があるのか」を考える事から始めたい。より良い博士課程の実現は、個々人のQOLを高めるのみならず、優れた博士を生み出すことで長期的には生態学の発展にも寄与するだろう。

コメンテーター:門脇浩明(京都大・生態研センター)

[W02-1] 博士課程での、○○との付き合い方 入谷亮介(UC Berkeley)

[W02-2] より有意義な博士課程を送るために 伊津野彩子(チューリッヒ大)

[W02-3] そんな博士課程で大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない。 笠田実(東京大・総合文化)

[W02-4] 研究室生活について私が知っている二,三の事柄 土畑重人(京都大・農)

[W02-5] You'll never walk alone? 内海俊介(北海道大・FSC)

[W02-6] 指導教員に望むこと,望まないこと 齊藤隆(北海道大・FSC)


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