| 要旨トップ | ESJ64 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨 ESJ64 Abstract |
自由集会 W10 3月14日 18:00-20:00 M会場
衛星リモートセンシングは、生態系の機能・構造・生物多様性の分布と変動を評価するための有用なツールであると、長らく有望視されてきたが、その成果はまだ「おおざっぱ」なものにとどまっている。今後、その精度を上げ、情報量を増やすには、樹種・群落・景観の特徴(見え方)を生態学的に妥当な方法で定式化・データベース化することと、そこから有意な特徴を抽出して衛星データ(光学情報)の判別につなげること(アルゴリズム開発)することが必要である。例えば、葉の形質や植生のフェノロジーは、生態系の機能・構造、そして気候変動に対するレジリエンスに関わる重要な特徴だが、一方でそれは、リモートセンシングによる植生分類・土地被覆分類にも有用な特徴である。本集会では、これらの課題に関する最新の取り組みや重要性に関する研究を紹介し、リモートセンシングによる生態系の機能やサービス、生物多様性の地図化に関する将来性や展望について議論する。
[W10-1] 土地被覆・生態系の機能と構造・植物季節の観測をどのように結びつけるか
[W10-2] 葉の形質の気候傾度パターンとそのメカニズムの考察
[W10-3] 葉の形質や生産性のリモートセンシング
[W10-4] JAXA生態系研究グループの土地被覆研究
[W10-5] ライトニングトーク (1分〜5分程度の短い形式自由のプレゼンをいくつか。飛び入り歓迎)
[W10-6] 総合討論