| 要旨トップ | ESJ65 自由集会 一覧 | 日本生態学会第65回全国大会 (2018年3月、札幌) 講演要旨
ESJ65 Abstract


自由集会 W24  3月17日 18:00-20:00 F会場

「データは共有」という流れができつつあるのに、「アイデア」が共有されないのはなぜか? ―アイデアの共有促進を目指して

三木健(台大・海洋研),中村誠宏(北大・FSC)

「データは共有」という流れができつつあるのに、「アイデア」が共有されないのはなぜか? 誰でもデータを供給できるわけではないのと同様、誰でも新しいアイデアを思いつくわけではない。また、誰でも自分の手元に置いておきたいデータと公開しても良いデータがあるように、自分の手元で温めておきたいアイデアも、広く公開してもよいアイデアもあるはずだ。データの共有とともに、アイデアが未成熟の段階でもオープンにし、より洗練されたアイデアへと育てて共有データと共に活用していけば、世界・日本の生態科学の発展がいっそう進むのではないか? このような問いかけを出発点に本集会では、 まずアイデア共有のメリットと共有を妨げる要因の整理を行う。次に、idea paperというperspectiveやreviewよりも短い新たな論文形式を提案し、その投稿規程・査読基準の素案を紹介する。これらを議論の土台として、異論・反論も含めて広く参加者との意見交換を行い、研究アイデアの共有促進に向けた戦略と課題について議論したい。

コメンテーター:仲岡雅裕(北大・FSC)・潮雅之(京大・生態研セ/JSTさきがけ)

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