| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨 ESJ66 Abstract |
一般講演(口頭発表) L02-08 (Oral presentation)
オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)は、ターンテーブル式多重T字迷路装置(Moriyama, 1999)中で百数十回T字路を選択させると、左右交互方向の交替性転向反応を繰り返すだけでなく、同方向の反復性転向反応を発現したり、それを交替性転向反応へ修正したりすることで(Moriyama et al., 2016)、仮想的な平面を探索するような挙動を作り出すことが近年明らかになった(Murano et al., 2018)。本発表では、同属で、移動速度が明らかにオカダンゴムシよりも大きいハナダカダンゴムシ(A. nasatum)を同装置へ投入し、オカダンゴムシと同様の探索様行動が現れるかどうかを検討した結果を報告する。