| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨 ESJ66 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PH-19 (Poster presentation)
私がNPO法人やましろ里山の会(京都府京田辺市)の活動に参加し始めたのは幼稚園の時で、初めは自然の中で自由に過ごす時間を楽しんでいた。その後10年の間に京田辺地域は生物の生息にとって必要な多様な環境(河川、河川敷、堤防草地、田畑、休耕地、ため池、里山林等)で構成されており、レッドリスト種がかなり生息していることがわかった。これらの種の絶滅を防ぐためにも保全対策が必要であると考え、会員の皆さんと共に、生息状況の把握のため定期的に個体数等の調査と生物が生息しやすい環境の整備を行ってきた。今回は保全対象の生物の中から主に国蝶オオムラサキと絶滅寸前種カスミサンショウウオおよび木津川やその周辺の生物と里山の生物の生息状況、外来生物の生息状況とその影響、さらに絶滅が心配されている生物の保全活動(現地でのハード面や、観察会・展示・講演会といったソフト面)について報告する。