| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨
ESJ66 Abstract


シンポジウム S15-1  (Presentation in Symposium)

バイオロギングによる鳥類ナビゲーション研究
Advances in bio-logging techniques and their application to study navigation in birds

*依田憲(名古屋大学)
*Ken Yoda(Nagoya Univ.)

野生動物の行動や生態の研究は、詳細な野外観察が基本となる。しかし、多くの野生動物は、いともたやすく観察可能な領域を出てしまう。そのため、動物の行動・生態・生理と、その周辺環境との相互作用を理解するためには、工学技術を用いて人間の観察限界を突破する必要がある。そこで開発されたのが、バイオロギング(Bio-logging)である。バイオロギングは、動物に小型のデータロガーをとりつけ、動物自身の行動や生理状態、経験する環境などを時系列データとして記録する手法である。本講演では、数百~数千キロメートルに及ぶ鳥類のナビゲーション行動をバイオロギングで研究した成果を紹介すると共に、ビッグデータ解析やログボット(Logging-Robot)といった新展開を見せるバイオロギングの近未来について紹介する。(本研究は日本術振興会科研費JP16H06541 (新学術領域「生物ナビゲーションのシステム科学」)の助成を受け実施した)


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