生態学教育専門委員会では、2025年３月に出版を予定している「教養の生態学（仮）」の編集に携わってきました。本書の出版は、一般教養として初めて生態学を学ぶ大学生や生態学に関する単元の教え方のヒントが欲しい高校教員、生態学を学び直したい社会人の方に、生態学の基礎をベースに最新の知見も含みつつ、その面白さを伝えることを目的としています。さらに、社会で生きる上での生態学な視点の大切さを伝えることを主眼に据えています。本フォーラムでは、編集サイドからすでに出版されている生態学入門と本書の狙いや読者層、内容の違いを丁寧に説明するとともに、想定している読者層である学部学生や高校教員の方から本書の書評をいただきます。それらを通じて、広く生態学会員に本書について知ってもらい、さまざまな場面で活用してもらうことを期待しています。

編集者・著者による説明
　東京化学同人・編集者
　著者代表（大澤剛士・都立大）
読者からの書評
　学部生（田村涼馬・北海道大学文学部地域科学科）
　高校教員（発表者選考中）