| 要旨トップ | ESJ72 自由集会 一覧 | 日本生態学会第72回全国大会 (2025年3月、札幌) 講演要旨
ESJ72 Abstract


自由集会 W02  3月16日 14:00-15:30 Room B

Rパッケージを作ろう!【O】
Let's develop an R package!【O】

深谷肇一(国立環境研究所), 矢島豪太(日本大学)
Keiichi FUKAYA(NIES), Gota YAJIMA(Nihon Univ.)

 Rは生態学研究で広く活用されている。Rの機能を拡張するために、パッケージをインストールして利用している人も多いだろう。Rパッケージは関数やデータセットがまとめられたものであり、誰でも作成して配布することができる。作成したパッケージをCRANやGitHubで公開してもよいし、研究プロジェクトで使うために書いたコードをパッケージにして関係者限りで管理するのも自由である。多くのユーザーにとって、パッケージ開発は敷居が高く感じられるかもしれない。しかし、近年は開発を支援するツールが充実してきているため、パッケージを作ることは以前に比べてはるかに容易になっている。
 本集会の目的は、生態学分野のRユーザーにパッケージ開発の基本的な考え方や手順を紹介することである。パッケージを自作することが研究プロジェクトにどのように役立つ可能性があるかについて説明し、関数の作成、文書化、テストなど、パッケージ開発の要素を紹介する。また、ごく単純な構成のパッケージを例として、パッケージ開発の実際の手順を紹介する。講演者らによるパッケージ開発やCRAN登録の経験談なども共有したい。関心のある参加者がRパッケージ開発を試してみるきっかけを提供できれば幸いである。

[W02-1]
Rパッケージ開発の要点 *Keiichi FUKAYA(NIES)
Essentials of R package development *Keiichi FUKAYA(NIES)

[W02-2]
ゼロから作る!簡単なRパッケージ開発と支援ツールの使い方 *Gota YAJIMA(Nihon Univ.)
Building from Scratch! An Introduction to Simple R Package Development and the Use of Supporting Tools *Gota YAJIMA(Nihon Univ.)


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