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ESJ56 フォーラム U01
3月18日17:30-19:30 M会場

科研費・特別研究員制度のよりよいあり方を考える

主催:常任委員会  矢原徹一


生態学をふくむ基礎科学の発展にとって、科研費・特別研究員制度が果たす役割はきわめて大きい。したがって、その制度設計は、基礎科学の将来を左右するといっても過言ではない。この点に鑑み、日本学術振興会では平成15年7月に「学術システム研究センター」を設置し、第一線の研究者にプログラムオフィサー(任期3年)を委嘱し、研究者の意見を聞きながら科研費・特別研究員制度の改善をはかってきた。生態学分野では、矢原が平成18−20年度のプログラムオフィサーに選ばれ、科研費・特別研究員事業に関わってきた。科研費・特別研究員制度を今後さらに良いものにするためには、プログラムオフィサーを介して、日本学術振興会と研究者コミュニティの意思疎通をはかることが重要だろう。このフォーラムの目的は、両者のコミュニケーションの場を設け、日本学術振興会による制度改善の努力を現場に伝えるとともに、現場の声を日本学術振興会に伝え、今後の改革に生かすことである。

2題の講演のあと、審査員経験者・申請者からのコメントにもとづいて、総合討論を行なう。

科研費・特別研究員制度の概要 宮嶌和男(日本学術振興会)

科研費・特別研究員制度のあり方−学術システム研究センター専門調査員の経験から 矢原徹一(九大・理)


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