ESJ56 フォーラム U02
3月19日17:30-19:30 L会場
主催:大規模長期生態学専門委員会 日浦勉(北大・苫小牧研究林)
生態学的現象の広域的理解や、多様なスケールでの生態系観測を可能にするため、さまざまなデータベースの相互利用や観測分野のネットワーク間で連携を進める動きが加速している。植物の機能的性質の広域データベース構築、モニタリング1000の統一プロトコル、JapanFluxによるフラックスタワー観測で行う微気象学的手法、JaLTERによる生態学的方法などを統合することによって、生態系機能の広域的かつ高精度な理解を促進させることが期待できる。また、衛星観測データとモデルの利用により、これら多点で得られた理解を面的に拡張することが期待されている。
本集会では、連携研究の情報基盤整備にむけて、各分野のデータベースの整備状況把握と実現すべき情報基盤の展望を共有したい。また、そのような情報基盤の整備に向けて生態学コミュニティが取るべき道筋を議論したい。
司会:日浦勉(北大・苫小牧研究林)
コメンテーター:未定
モニタリングサイト1000(森林・草原調査)のデータベースの現状と展望 石原正恵・豊田鮎(自然環境研究センター)
植物機能的性質の統合にむけて 黒川紘子(横国大・環境情報)
連携研究のための情報基盤とエコインフォマティクス技術 小川安紀子(国立環境研)・大場真(国立環境研)