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ESJ57 一般講演(口頭発表) D1-10

フィードバックコントロールによる漁業生態系管理の数理的解析

*高科直(立正大・地球),山下倫範(立正大・地球),松田裕之(横浜国大・環境情報)


現在世界は空前の魚食ブームである。中国の魚介類消費量の増加を筆頭に,各国においてその消費量は増加の一途をたどっている。一方で漁業資源に目を向けると,過去のずさんな資源管理のツケが回り,昨今その低迷ぶりは実に顕著である。現在の漁業を続けてゆけば,今世紀半ばまでに世界の海から魚がいなくなるという科学者すらいる。

本研究では,この急を要する問題の,解決の糸口に示唆を与えるべく,3種からなる生態系に漁業を考慮するモデルを構築し,その安定性を考察する。3種生態系を2栄養段階系,3栄養段階系に分けて,数種類の漁獲パターンを考え,それぞれの場合において持続可能な漁業の是非を数理的な解析に基づき考察した。


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