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ESJ58 一般講演(ポスタ-発表) P1-046

カラマツ人工林における広葉樹稚樹の展葉フェノロジ-

*城田徹央(信大・農),田中ゆり子(林野庁),木村誇(北大・農),岡野哲郎(信大・農)


長野県の冷温帯上部に位置するカラマツ人工林において,林床に生育する広葉樹12種の実生の展葉過程を調査し,その光利用様式について検討した。葉数と葉面積によって展葉様式を評価した結果,12種は次の3グル-プに分けられた。グル-プAは,葉数,葉面積ともに一斉開葉型,グル-プBは葉数が一斉型で葉面積が順次開葉型,グル-プCは葉数,葉面積ともに順次開葉型である。展葉完了日は,グル-プAで最も早く,グル-プCで最も遅かった。展葉完了日とフェノロジカル・ウインドウの利用率は負の相関を示し,展葉完了日が早いほど春期の光を利用していることが明らかにされた。一方で,積算受光量は展葉完了日とは無相関であった。


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