ESJ58 フォ-ラム U01
3月9日 9:30-11:30 H 会場
主催:野外安全管理委員会 鈴木準一郎(首都大・理工)
本フォ-ラムの目的は、生態学の研究において、極めて重要な部分を占める野外調査を安全に行うために、何をすれば良いか・何をしたらいけないか、を今一度、確認することです。
1990年代の後半以降、野外調査中に生態学の研究者が、生命を失う事故が続発しました。事故への反省から、生態学会の野外安全管理委員会が発足し、調査中の事故を回避し、また万が一、事故に見舞われた場合でも被害を軽減する方法の確立を目指して活動を続けてきました。委員会の発足当初の目標からは大分遅れましたが、活動の成果を日本生態学会誌に『フィ-ルド調査における安全管理マニュアル』としてまとめることができました。
そこで、このフォ-ラムでは、マニュアルの概要を本委員会から紹介したうえで、安全管理方法の教育を含めた今後の課題を共有するために議論をしたいとおもいます。
野外調査をより安全に行いたいと思っておられる意識の高い方はもちろん、野外調査が危険だと思ったことがない方の参加も期待しています。
内容
『フィ-ルド調査における安全管理マニュアル』概要の紹介
マニュアルをどう使うか、マニュアルに足りない物は何かについての総合討論