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ESJ58 自由集会 W13
3月9日 18:00−20:00 D 会場

季節的な環境における生物のレスポンス

企画者: 別所和博, 深谷肇一, 川尻舞子


一年の中の季節変化は、生物が経験する環境要因の中でも、一般性の高いもので、かつ生息地域の緯度勾配などによる地域差が観察されやすい。

 本集会では、「季節的な環境に対する生物のレスポンスとその地理的変異」を副題として、季節的な環境における生物のレスポンス研究の中でも、その地理的変異に着目して、適応と個体群動態のそれぞれの側面から研究を行っている方々から、知見を提供していただき、その生物学的意義を考えてみたい。

 具体的には、九州大学の別所が季節的な環境における最適な休眠生活史についてを、北海道大学の深谷氏に岩礁潮間帯に生息するフジツボ類の季節的な個体群動態とその地域変異を、新潟大学の川尻氏にはアレンの法則(高緯度の動物ほど体の突出部が短くなる現象)の至近要因と究極要因を考える上で’個体発生’の概念が如何に重要かをメダカの鰭を例にお話して頂く予定となっている。

 また、集会の最後に、コメンテ-タ-をお呼びして、コメントをお願いすることを予定している。

季節的な環境における一年生生物の最適な休眠生活史について 別所和博(九州大学)

日本太平洋沿岸のイワフジツボ属における個体群動態の季節性の地域間比較 深谷肇一(北海道大学)

メダカにおけるアレンの法則とその進化発生学的検討 川尻舞子(新潟大学)


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