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ESJ58 自由集会 W24
3月11日 18:00−20:00 E 会場

Ecoinformatics: 情報科学でやる生態学

企画者: 大場真(国環研),小川安紀子(国環研), 真板英一(国環研), 大澤剛士(農環研)


情報科学の発展は,様々な面で生態学の発展に貢献している。生態学への貢献という観点からすると,情報科学の発展は1)対象デ-タの巨大化,2)解析手法の高度化に大別できる。しかし,近年の生態学分野における情報科学の発展は,2)の方向に偏っていないだろうか?本集会ではEcoinformaticsという分野の紹介を通じ,1)対象デ-タの巨大化,2)解析手法の高度化を複合させることによって,初めて新たな研究が可能となることを示す。

ケ-ススタディでは,これまで膨大に蓄積されてきたにも関わらず,あまり積極的に生態学研究で利用されてこなかった資料―個人が収集した標本類や,行政機関などが整備した地図や統計資料等の自然史資料―をデ-タベ-ス化し,解析を行った研究例を紹介する。

総合討論では,情報科学を取り入れた生態学研究の紹介を通し,全国で行われているモニタリングデ-タの公開や共有化,様々な活用に向けた展望を議論したい。

◇エコインフォマティクスのアウトルック

・生物環境情報学の概観 真板英一(国環研)

・生態系観測のエコインフォマティクス 小川安紀子(国環研)

◇ケ-ススタディ

・生物多様性情報学 大澤剛士(農環研)

「生物多様性情報の整備と活用-標本情報を例に-」

・生態系情報学 大場真(国環研)

「河川流域圏レベルにおける行政資料・地図を活用した森林生態系サ-ビスの

モデリング・評価」

◇総合討論

コメンテ-タ-・三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館)


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