2014年度の活動
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2014年度
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女子中高生夏の学校2014(男女共同参画学協会連絡会主催)への協力
女子中高生を対象とした科学交流プログラム「女子中高生夏の学校2014.科学・技術・人との出会い」が、国立女性教育会館において8月7日(木)〜9日(土)の2泊3日で開催され、全国から112名の女子中高生、29名の保護者・教員が参加した。日本生態学会はプログラム「サイエンスアドベンチャーT.ミニ科学者になろう」で、野外実習を担当。
タイトル:「身近に生きる生物たちの生態」
講師:鈴木智之(東京大学大学院農学生命科学研究科)
角田 智詞(首都大学東京大学院理工学研究科)
内容:国立女性教育会館内敷地内で身近な生きものを観察・採取し、それらの生物の生活や生物同士の関わりを探求するプログラムを実施。
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第12回男女共同参画学協会連絡会シンポジウムに学会として参加
日本生態学会における男女共同参画および若手支援の活動をポスター(担当:佐々木、木下)にまとめて発表をおこなった。また、分科会 B 「同居支援への支援案の模索」では三宅恵子氏ら3人の生態学会員が話題提供をおこなった。その他、当委員会から3人(別宮、三宅、岩井)が参加し情報収集に務めた。
日 時:2014年10月4日(土)
場 所:東京大学大学院数理科学研究科大講義室(駒場キャンパス)
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東北大学環境機関コンソーシアムおよびPEMカリキュラム(生態環境人材育成プログラム)との連携
若手のキャリアパス多様化のさらなる推進・拡充のために、@企業や自治体、NGO・NPOとの連携・情報交換・情報共有、A社会で必要とされる実践力を持つ若手の育成支援を目的として、東北大学生態適応センター環境機関コンソーシアムに加盟。また、同大学PEMカリキュラムに若手生態学会員が無料で参加できるようにした。11月に開催されたPEM講義には若手生態学会員6名が参加。
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2015年生態学会鹿児島大会での企画
1)男女共同参画ランチョンフォーラム
「男女共同参画ランチョンフォーラム:研究者のDual career、何が問題?何が必要?」
日時:2015年3月19日 12:15-14:15 E会場
企画責任者:キャリア支援専門委員会 別宮有紀子、三宅恵子
当委員会ではこれまで各種の若手キャリアパス支援をおこなってきたが、若手会員の声を直接聞くチャンネルが存在しなかった。出産や育児などのライフイベントと研究との両立に関して若手が直面している問題や不安を、ランチを食べながら皆で気軽に話し合い、それらに対する各種支援制度や解決のためのアイデアなどを共有する場として開催する。今回は、若手研究者のDual career(共働き)問題や「同居支援」に関する最新情報の紹介、後半にワークショップ形式で意見交換をおこなった。
・「Dual career 問題」の実情と「同居支援」の現状について
石原正恵(広島大・国際協力)、井上みずき(秋田県立大・生物資源)、鈴木智史(東大・演習林)、三宅恵子(静岡大・男女共同参画推進室)
・意見交換会
2)キャリアパス支援フォーラム
「若手研究者のキャリア形成:生態学を活かして企業・官庁に就職するには? 生態学人材育成の現状と課題」
日時:2015年3月19日 14:30-17:30 E会場
企画責任者:キャリア支援専門委員会 別宮有紀子、中坪孝之、西田貴明
前半は生態学者の採用実績のある企業および環境系NGO/NPOから三人に講演いただき、企業や社会で求められている生態学人材の実情、国内の大学における生態学人材育成プログラムの課題、海外での生態学系人材育成プログラムの事例が紹介された。後半はパネルディスカッション形式で、生態学を活用している実務家数名をパネラーとして迎え、採用のポイントや今後の人材育成の課題について議論した。
・日本企業の生態学人材への期待と採用時の課題
西田貴明(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
・生態学を活かして社会で働くために必要な資質・スキルとは? :生態学人材育成プログラムのミッションと課題
竹本徳子(立教大学)
・海外での生態学人材育成の状況
相川高信(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
・パネルディスカッション:「生態学人材」を社会に浸透させるには?
パネラー:相川高信(三菱UFJ)、川口幹子(一般社団法人MIT)、岩浅有記(国土交通省)、竹本徳子(立教大学)、岸田宗範(環境省)、小坪遊(朝日新聞)、玉谷宏夫(ピッキオ)
3)キャリア支援ブース
生態学者の採用実績のある企業の資料展示、生態学者の就職先アンケート結果のポスター展示、日本生態学会のキャリアパス支援活動の報告ポスターの掲示をおこなった。