2020年度生態学会中部地区大会 
2020年12月24日(総会): 岐阜大学 サテライトキャンパス

【総会】

・出席者18名 (会場参加:5名 + オンライン参加:13名)

【報告事項】
・年末に金沢大学での地区会を準備して頂いていたが、COVID-19の再拡大の影響によって、ポスター発表は難しいと考え、中止とした。

・中部地区会2020年研究助成・実績
今年は12件の応募があり、厳正なる審査の結果、以下の3件が採択された。今後も積極的な応募を期待します。なお、受賞者は2年以内の地区大会での発表が義務付けられているが、今年度は中止となったため、来年の発表を予定している。また2019年採択で未発表の2名は3月までに報告書を提出する予定。
  • 「環境傾度に沿ったスギ林の細根に定着するアーキア群集構造の解明」峰太一郎 (三重大・院・D1)
  • 「津波によって形成されたトゲウオ集団における急速な適応進化の検証氏名」細木拓也(国立遺伝学研究所(総合研究大学院大)・院・D1)
  • 「ナガレヒキガエルとアズマヒキガエルの交雑状況および交雑を引き起こす要因」岩岡優真 (富山大・院・M1)

  • ・会計報告
    会計の斎藤琢より、2019年の会計報告、及び2020年11月までの会計報告があった。地区会の活動としては、研究助成金20万程度、地区会費用10-15万程度を毎年見積もっており、地区会への還元金に対して、残高を増やさないような活動を心がけてきたが、今年は大会が中止となり予算が黒字になる予定。今年から、還元金は2019年の182,800円から2020年は270,604円に増額されており、今後は積極的な予算の活用が必要である。また、地区会の会計監査について会則に記載して、今後はきちんと第三者にお願いする必要がある。

    ・その他
    新しい中部地区会関係の委員の報告 2020年4月〜2022年3月 自然保護専門委員会・中部地区委員 増田理子氏(名古屋工業大学) 2019年12月〜2021年12月 中部地区代議員 石井博氏(富山大学)

    【審議事項】
    ・有峰県立自然公園における林道整備計画の見直しを求める要望書
    自然保護専門委員会・委員長の和田先生(富山大)から、ハクバサンショウウオを含む希少種や絶滅危惧種の保護を目的とした「有峰県立自然公園における林道整備計画の見直しを求める要望書」を中部地区会から提出することに対する要望があった。事務局および、自然保護専門委員会の中部地区委員の増田氏を含めて事前に検討を行った。総会での審議の結果、承認され、12月25日に自然保護専門委員の和田と地区会長の大塚で、富山県知事に提出する予定。

    ・今後の地区大会のあり方について
    開催方法なども含めて今後の地区大会のあり方について議論した。来年度は可能であれば、今年中止となった金沢大で行なう計画とした。今後の大会について、若手のポスター発表会は維持したいが、総会はオンラインも含めたハイブリッド形式が良いのではないかとの意見があった。

    ・中部地区会の新事務局への異動
    中部地区会の新事務局の岐阜大から三重大学への異動が決定した。新会長として、三重大学大学院生物資源学研究科の松田陽介氏を任命した(2021年1月1日から2年間の任期で、2期まで可能)。

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