2024年度生態学会中部地区大会
2024年12月21日(総会及び大会):三重大学環境情報科学館PBL演習室3+オンライン
【総会】12:00-13:00(オンラインとのハイブリッド)
参加者:対面12名,オンライン3名
【報告事項】
・中部地区会2024年度研究助成実績
2024年度は11件の応募があり、事務局と中部地区代議員の5名でメール審議を行い、以下の3件を採択したことが報告された。
氏名:諏訪竜之介
所属:信州大・院・M1 (2024年4月1日現在)
研究課題:植物根と菌根菌の共生から探る山岳高山域の窒素栄養獲得戦略
助成金額:10万円
氏名:鈴木華実
所属:名古屋大・院・博士研究員 (2024年4月1日現在)
研究課題:ササ種子に対する節足動物の採餌作用の検証:120年周期の更新に種子食者が及ぼす影響の総合的理解に向けて
助成金額:10万円
氏名:冨髙まほろ
所属:筑波大・院・D3 (2024年4月1日現在)
研究課題:歴史の古い草原に咲く花は、多様な人々の選好性を満たすか?
助成金額:5万円
・会計報告
事務局会計担当より、別表に基づいて2023年度の会計報告および2024年度の会計収支見込報告が行われた。2023年の還元金は2022年と同程度(約3千円減額)であり、地区大会の会場費が無料だったため例年よりも大会開催経費を節約できたことが報告された。2024年の還元金は2023年と同程度(約2千円減額)であり、そのほぼ全額を研究助成金25万円の支出により消化したことが報告された。2024年の地区大会は会場費が無料だった一方、助成金採択者の旅費支出の件数の増加が見込まれること、大会会場で開催する懇親会経費の一部(1万円)を地区会で補助することから、前年度繰越から相応額を支出する見込みとなったことが報告された。
・中部地区代議員および自然保護専門委員会委員について
安藤正規氏(岐阜大学)が2024年1月に中部地区代議員に就任され、和田直也氏(富山大学)と増田理子氏(名古屋工業大学)が2024年4月に自然保護専門委員会中部地区担当委員に再任された。自然保護専門委員会中部地区担当の次期委員1名の選出依頼があったことが報告された。
・その他
・生態学会ニュースレター掲載の地区会報告の原稿提出期限
地区大会・総会の開催が2024年12月21日のため、地区会報告の提出期限を2025年1月10日まで延長していただいた。
・(仮称)新潟関川風力発電事業計画の取りやめも含めた抜本的な見直しを求める要望書の提出について
希少猛禽類の生息が確認されている新潟県岩船郡関川村および山形県西置賜郡小国町の行政界周辺における風力発電所の建設計画に対し、日本生態学会中部地区会として2024年7月19日付で事業者、関連省庁の大臣、地方自治体の首長に対して事業計画の取りやめも含めた抜本的な見直しを求める要望書を提出したことが報告された。
【審議事項】
・中部地区会会長(任期2025年1月~2026年12月)について
次期(2025年1月~2026年12月)の中部地区会会長として、梶村恒氏(名古屋大学)が推薦され、全会一致により選任された。事務局を名古屋大学に置くこととし、会長が幹事を指名して次期総会で報告することが承認された。
・次年度の会計について
次年度も学生会員または学位取得後3 年以内の若手会員に対する研究助成を継続することが承認された。また、今後、懇親会を開催する場合、学生への負担軽減の措置として地区会から懇親会経費の一部を補助することが承認された。
・次回の地区大会について(次期事務局)
次回の地区大会の開催地については継続審議とする。過去の開催地は以下のとおり。
富山大(2013)→ 信州大(2014)→ 岐阜大・高山(2015)→
三重大(2016)→ 新潟大(2017)→ 岐阜大(2018)→ 名城大(2019)→ 金沢大(2020, 中止)→ 金沢大(2021)→
富山大(2022)→ 筑波大八ヶ岳(2023)→三重大(2024)
【研究発表会】
総会終了後、発表者39名による1分間の自己紹介と研究発表紹介のフラッシュトークを行った。その後、同館1階ホールにおいてポスター発表を行った。参加者75名、内容は発表プログラム要旨集を参照のこと。なお、研究発表賞として5名の方が受賞されました。
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