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会長からのメッセージ −その9−

「大会準備のこと」

 新潟大会が終わった直後から、大会企画委員長の難波さんを中心に次回松山大会の準備が始まっている。私の周囲にも、大会準備に関する電波が飛び回っていて、私も口を挟みたいような議論もなされているが、口を挟むのもまずいかと思って、黙っています。で、こんなところでガス抜きというわけでもないのだが。

 前回新潟大会から、企画委員会が大会の企画を行うというふうに変わってきた。ただし地元でないと出来ないことは依然として多いから、地元の実行委員会はやはり存在し、会場、当日の実行、受付、懇親会などをやっていただく。それ以外の、シンポジウムの企画、プログラムの準備、印刷、参加受付、ポスター企画、ポスター賞(新潟大会からは大会賞という名前で大会から与えられる賞になります)、その他の表彰などは企画委員会や事務局などが協力してやっていただく。さてそれで地元の人たちが楽になったか?これを数値的に表すのは難しいだろうな。新潟大会はEAFESと共催であったので、前回大会との比較も困難である。そもそも忙しいというのは、時間当たりの仕事量などでは計れずに、「忙し感」のようなもので決まるのだろう。で、「忙し感」は仕事量そのものよりもその時間変化率とか(急に仕事が入ってくるとかですね)で決まるのかな。個人差もすごくあって、「忙しい忙しい」としょっちゅう言っていないと仕事ができない人もいるみたいだ。

 私の考えでは、新潟大会の中心になってやっていただいた方、KさんやMさんなどは、企画委員会との連絡などが増えたから、従来よりも却って「いそがし感」は大きかったかもしれない。そして、シンポの企画など、「もしこういう仕事も入っていたらさらに大変であったであろう」というのを想像して比較することは困難であって、企画委員会のおかげで仕事が軽減されてよかった、というふうには考えにくいのではないか。

 企画委員会を作ったことは、地元の仕事の軽減よりも、継続性によるノウハウの積み上げと、企画の一貫性、継続性にあると考えている。その点はすでに委員会内部でも議論が飛び交っていて、さらにその次の九州大会でのシンポの企画などという話題も出かかっている。ただ、あまり継続性を考えると、マンネリになりやすくそれをどう克服するかが問題だ。というのも難波委員長から出ている。うーん、実にバランスよくものごとを考えられる人だな。

 継続性ということでいえば、この委員会をも継続して貰わないといけないわけで、すでに次々回の九州の方にも委員会に入っていただくということです。ただし、今年は仕事を分担して貰うわけでなく、飛び交っている議論を見物して、その雰囲気を味わって貰おうという趣旨のようだ。委員の方々にも、少しずつ入れ替わっていただきながら、全体としては継続するということになる。どうでしょうか、大会運営に関心の有る方、大会企画委員会に参加してみて下さいませんか。

▲去年の夏は第9回のインテコルでモントリオールに行ってきました。町外れのタワーに登ってのスケッチしました。