《日本生態学会第20回公開講演会》
生物多様性条約の愛知目標では、生物多様性の社会における主流化が目標のひとつにあげられていますが、都市生活者の多くにとって、さまざまな生物と生態系からなる生物多様性はかならずしもリアルなものとして感じられていません。しかし、都市生活者も地球上の生態系に支えられています。また、都市やその近郊にも多様な生き物が暮らす生態系があり、生物多様性を支える場ともなっています。こうしたことに多くの都市生活者が気づき、生活と社会のあり方を見つめ直すことで、都市と生物多様性の両立も可能となるでしょう。近年、世界的にも都市生態学の研究が盛んになっており、日本国内でも様々な観点から研究が行われています。この講演会では、生態学者の視点から、都市生活者に生物多様性の主流化につながるメッセージを伝えたいと考えています。
講演会タイトル:「街のなかの多様な生き物と街を支える生態系」
日時:2017年 3月18日(土)14:00~17:00 (予定)
会場:早稲田大学早稲田キャンパス 大隈記念講堂・大講堂
講演者
飯田晶子(東京大)、香坂玲(金沢大)、曽我昌史(東京大)、沼田真也(首都大学東京)、三上修(北海道教育大)、宮下直(東京大)、三輪隆(竹中工務店)
詳細は公開講演会のページ(http://www.esj.ne.jp/meeting/64PL/)を御覧ください。