重要なお知らせ
第67回日本生態学会名古屋大会中止のお知らせ
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため,3月4~8日に名古屋市名城大学にて開催を予定しておりました第67回生態学会を中止にすることとしました.本大会で予定していたシンポジウム、一般講演,ポスターセッション,自由集会、高校生ポスター及びそれら関連の催し物はすべて取り止めとなります.なお代議員総会、表彰式、受賞講演についてはプログラムの日時にインターネットでのライブ配信を予定しています。詳細については追ってご案内いたします.以上,取り急ぎご報告いたします.
2020年2月21日
日本生態学会長 占部 城太郎
第67回日本生態学会大会実行委員会大会会長 日野 輝明
日本生態学会大会企画委員会委員長 内海 俊介
第67回日本生態学会名古屋大会における参加費のキャンセルポリシーについて
重要なお知らせ
会長からのメッセージ「Take home message: 3月7日(土)のネット配信を見逃すな!」を掲載しました。
3月7日(土) ウェブ配信プログラム
- 9:00-10:00
- 総会 (総会資料)
- 10:10-11:00
- Ecological Research論文賞報告
- 第20回生態学琵琶湖賞報告
- 第18回日本生態学会功労賞
- ・齊藤 隆 (北海道大学)
- ・可知 直毅 (首都大学東京)
- ・甲山 隆司 (北海道大学)
第8回 日本生態学会奨励賞(鈴木賞)
- 11:00~11:15
- 梁 政寛(ベルリン自由大学生物学専攻/ベルリン・ブランデンブルグ生物多様性先端研究所)
- 「オッカムの剃刀の向こう側」
- 11:15~11:30
- 久野 真純(カナダ・レイクヘッド大学自然資源管理学部)
- 「気候変動影響を緩和する生物多様性維持の大切さ」
- 11:30~11:45
- 入谷 亮介(理化学研究所・数理創造プログラム)
- 「若手理論屋として眺めてきた 多様性と生態学」
- 11:45~12:00
- 菅澤 承子(セントアンドリュース大学 生物多様性センター)
- 英語講演/日英スライド
- 「手のない動物によるものづくり:鳥の目から見た物体操作」
- 12:00-14:00
- 昼休み(一旦配信を中止します)
第13回 日本生態学会大島賞
- 14:00~14:20
- 今井 伸夫(東京農業大学 森林総合科学科)
- 「ボルネオ島の熱帯降雨林樹木群集に対する森林伐採の影響」
- 14:20~14:40
- 森田 健太郎(国立研究開発法人水産研究・教育機構)
- 「サケ科魚類のフィールド研究:長期モニタリングを楽しむ術」
第24回 日本生態学会宮地賞
- 14:40~15:00
- 末次 健司(神戸大学理学研究科)
- 「寄生と共生をめぐるナチュラルヒストリー」
- 15:00~15:20
- 石川 麻乃(国立遺伝学研究所 ゲノム・進化研究系 生態遺伝学研究室)
- 「生活史の適応進化を生む分子遺伝機構 ー変異/遺伝子、生理、適応度を繋ぐー」
- 15:20~15:40
- 門脇 浩明(京都大学 学際融合教育研究推進センター森里海連環学教育研究推進ユニット/フィールド科学教育研究センター)
- 「いかにして生物多様性は維持されているのか」
- 15:40~16:00
- 山道 真人(東京大学 大学院総合文化研究科/クイーンズランド大学 生物科学部)
- 日本語講演/英語スライド
- 「進化生物学と群集生態学の統合に向けて」
第18回 日本生態学会賞
- 16:00~16:20
- 工藤 岳(北海道大学地球環境科学研究院)
- 日本語講演/英語スライド
- 「山の上で考えた生態学」
- 16:20~16:40
- 河田 雅圭(東北大学生命科学研究科)
- 「進化学を基盤とした生態学の進展」
- 16:40~17:00
- 彦坂 幸毅(東北大学大学院生命科学研究科)
- 「研究の点・線・網」
- 17:00-17:10
- 会長よりお礼とご挨拶 占部城太郎
重要なお知らせ
代議員総会、授賞式、受賞講演は、既にお知らせしているプログラムの日時にインターネットでのライブ配信を予定しています。日本生態学会会員および大会に事前参加登録いただいた非会員が視聴可能となるよう準備を進めています。
感染リスクを低減するため、会場への入場は、代議員、理事、大会実行委員会関係者、及び受賞者(功労賞、奨励(鈴木)賞、大島賞、宮地賞、生態学会賞)のうち名城大学に来られる方に限らせていただきます。
なお、参加費事前納入者には、名札とともに領収書をすでにお送りしており、大会プログラム冊子は3月9日を目処に発送予定です。また、3月8日までに参加費を納入された方には、3月16日に大会プログラム冊子と領収書等を発送予定です。
ご理解いただけますようお願いいたします。
一般社団法人 日本生態学会
2020年2月28日
重要なお知らせ
第67回日本生態学会名古屋大会における参加費のキャンセルポリシーについて
- 1)
- 大会参加費を支払った会員は、大会会場に来ないとしても参加したとみなし、ウェブ上要旨にある研究成果を本学会が業績として認める。
- 2)
- 大会を開催しても、また中止しても、大会参加費は返金しない。
- 3)
- 大会参加費を予定されている大会期日終了日までに支払わなかった場合、ウェブページから要旨を削除し、プログラムに記載があったとしても、当該研究は業績として認定しない。
- 4)
- 大会参加費未納者は、予定されている大会期日終了日までに大会参加費を支払えば、ウェブ上の要旨を削除せず、その研究を業績として認める。
一般社団法人 日本生態学会
業績認定方法
大会参加費を納入(事前納入、または、予定されている大会期日終了日(2020年3月8日)までに納入)した講演登録者は、以下のウェブサイトのESJ67の部分に既に登録してある要旨(演題のみも含む)の掲載が維持され、その掲載をもって日本生態学会は発表業績を認定する。
https://esj.ne.jp/meeting/abst/index.html
*上記方法によって発表業績を日本生態学会が正式に認定するため、個別に発表業績認定の証明書は発行しない。
※参加費支払サイト新設のお知らせ
対象者(講演登録者で大会参加費未納の会員の方)にはメールで支払いサイトのご案内をいたしました。ご案内メールが届いていない場合は ヘルプデスク へお問い合わせください。
日本生態学会会員のみなさまへ
日頃、日本生態学会の活動や運営にご協力をいただき、感謝をしております。
さて、2週間後にせまった名古屋大会ですが、新型コロナウイルスに関する報道等を通じて、大会参加を迷われている方も多いと思われます。学会大会は会員のための催しなので、会員が不利益なることだけは避けたいというのが私たちの願いです。研究業績と安全・健康は天秤にはかけられません。そこで、上記のようなキャンセルポリシーとしました。
今回のキャンセルポリシーは、日本生態学会安全管理対応マニュアルにしたがい、名古屋大会大会長・実行委員長・副実行委員長、大会企画委員長および学会会長・副会長・執行部・事務局からなる危機管理委員会(安全管理委員会)をたちあげ、理事会への報告を経て決定したものです。
このキャンセルポリシーを周知することにより、会場に来ないとしても発表したという業績を認定するので、会場に来るか否かのリスク判断を個々の参加者が独自に行なうことができます。大会準備ですでに発生している費用や中止をした場合に予想されるキャンセル料等の支出は、現在までお支払いしていただいている大会参加費収入の合計を超えると見込まれています。このキャンセルポリシーにより、大会支出のための財源がある程度確保できますので、周到な準備をしていただいている大会実行委員会や学会事務局の大きな経済的負担を回避することができます。さらに、細心の注意を払って実施するにしても、また中止するとしても、大会実行委員会や各種委員会、学会事務局の作業の軽減を図ることができます。これらは来年以後もつづく今後の日本生態学会の大会運営を円滑に進めていくためにもきわめて重要です。
研究は議論を通じてよりよいものになるので、会場にて議論ができなくなることは大変残念です。しかし、同時に会員個々人の健康と安全を不必要なリスクにさらす危険を避けなければなりません。現時点では大会の中止の判断には至っていませんが、あらかじめ、上記のキャンセルポリシーについてご理解をお願いする次第です。大会を開催するか、中止するかについては再度、2月25日に危機管理委員会を開いて、方針を協議する予定です。
なお、公開講演会はすでに延期とすることにしました。本大会開催、中止の如何にかかわらず、感染リスクを高めると考えられる大人数での参集を避けるため、代議員総会、各賞授賞式、受賞講演会はウェブ配信する計画を進めています。ウェブ配信を行なう場合には、大会参加費を支払った方にアクセスパスワードをお知らせする予定です。ウェブ配信が決まりましたら、またお知らせいたします。
2020年2月20日 日本生態学会長 占部城太郎