一般講演の申し込み
- 一般講演には口頭発表とポスター発表があります。申込時に希望(口頭発表かポスター発表)をお聞きしますが、それぞれの発表件数の多寡によってはご希望に沿えない場合もあります。
- 本大会では審査員確保の観点から、ポスター賞の申込数について、500件という上限を設定します。一般ポスターの申込数については、上限設定はありません。
- オンラインポスター発表の中から270件を上限とし、希望者はオンサイトでのポスター掲示が可能です。上限件数以上のオンサイト掲示希望がある場合は学生を優先し、漏れた分は抽選による選考を想定しています。
- 口頭発表には、英語口頭発表賞の審査対象者を含めた英語セッションと通常のセッションがあります。通常のセッションにおいて英語で発表することも可能です。
- 海外からの招待者や留学生など、日本語を解さない参加者との交流のためにも、日本語の発表の場合でも一部英語併記を推奨します。
- 発表内容に応じた割り振りやポスター賞のグループ分けを行なうため、講演申込時に希望分野を選んでいただきます。一般講演申込のフォームに選択可能な分野一覧が示されますので、第3希望までお選びください。以下は講演申込のときに示される発表分野 (候補)の一覧です。なお、応募数によっては、分野が統廃合される場合もあります。
- 社会性・認知生態学(公募セッション1)
- 生態学と人間の文化(公募セッション2)
- 群落
- 植物個体群
- 植物繁殖
- 植物生理生態
- 植物生活史
- 菌類・微生物
- 景観
- 遷移・更新
- 動物と植物の相互関係
- 進化
- 生物多様性
- 数理
- 動物群集
- 動物繁殖
- 動物個体群
- 動物生活史
- 行動
- 保全
- 生態系管理
- 外来種
- 物質循環
- 生態学教育・普及
注意事項
- 一般講演の講演者(主たる説明者、以下同様)は、日本生態学会の会員(正会員および名誉会員、以下同様)に限ります (共同発表者は会員である必要はありません)。
- 講演者は、2023年10月31日までに、大会申込サイトからから講演申込を行なうとともに、大会参加費を納入してください。
- 講演申込には、日本語・英語両方の講演タイトル(日本語全角で40文字以内、英語半角で150文字以内)や講演者名などが必要となります。
- 2024年1月31日までに大会申込サイトから講演要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400単語以内)を登録してください。
- 一人で2つ以上の講演の演者になることはできません(共同発表者になることは差し支えありません)。
- シンポジウムの企画者・講演者は一般講演を行なうことができません(口頭・ポスターとも)。
- オンサイトのポスター掲示で利用するパネルはA0縦置きです。演者はこのスペースを自由に利用可能です。
- ポスター発表の公募セッションを選択した場合かつオンサイト発表を希望される場合、掲示場所はシンポジウム会場の近くに配置される予定です。
資料作成の際の注意点
- 口頭発表・ポスター発表問わず、オンラインで行なう講演については著作権法上の公衆送信にあたるため、許諾が必要になります。画面共有するスライドやご提出いただくポスターPDFなどにおけるコンテンツは著作権の侵害、名誉棄損の問題を生じないように配慮してください。公表された著作物を引用するときには、必ず出典などを明示してください。万一、執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされ、第三者に損害を与えた場合、執筆者がその責を負います。
口頭発表・英語口頭発表について
口頭発表の方法
- 口頭発表ではZoomミーティングを使用します。発表時間には、事前にアップロードされた発表動画ファイルが再生され、再生終了後に質疑応答がリアルタイムで行われます。口頭発表の講演ファイルは、発表時刻までに大会プラットフォーム(ONLINE CONF)を通じて事前にアップロードしてください。ファイルサイズを500MB以内としてください。ファイル形式はMP4のみに対応しています。
- アップロードされた発表動画は、発表日に大会プラットフォーム(ONLINE CONF)上で視聴可能な状態になります。視聴可能な状態は、大会終了後3週間です。会期後の公開継続の可否については、申込みの際に選択してください。
- 発表動画の再生および画面共有は、専門業者が行います。各講演者には、ご自身のパソコンからZoomにて質疑応答を口頭で行なっていただきます。
- 発表時刻までに講演動画がアップロードされなかった場合には、Zoomでの発表をライブで実施していただき、その後に講演動画をご自身で用意してアップロードしていただくことも可能です。
リアルタイムの講演者がオンデマンド配信を希望される場合、1)Zoom録画権限を付与しますので、ご自身でリアルタイム講演を録画するか2)講演動画を作成して、ONLINE CONFにアップロードください。
Zoomで講演をアップロードされる場合は、質疑応答が含まれないよう動画を編集ください。 - 質疑応答は、ONLINE CONFの各講演のページに用意されるコメント機能を用いて、テキストで行なっていただくことも可能です。発表時間中に質問しきれなかった場合などに、適宜ご利用ください。
- 本大会はオンライン開催となりますので、Zoomミーティングの使用方法や、ご自身が使用するインターネット環境の安定性について、大会期間前に各自十分なテストを行なっていただくよう、よろしくお願いします。 Zoom講演のリハーサルは行いません。発表当日に、ご自身の環境や準備状況に関わる発表の不具合が生じても、返金等の対応はできかねますので、ご了承ください。
- 講演時間は、発表12分、質疑応答3分の合計15分です。時間を厳守してください。10分、12分、14分30秒で1、2、3鈴を鳴らし、動画公演の場合は質疑応答開始後2分30秒で3鈴を鳴らします。
- 口頭発表では、英語セッションを含め、前の講演者に次の講演の座長を担当していただきます。最初の座長は 会場係が担当します。
英語口頭発表賞
本大会では、第10回英語口頭発表賞(English Presentation Award, EPA)を実施します。ぜひご参加ください。また、賞に該当しない中堅以上の研究者の方の英語口頭発表枠での一般講演も歓迎します。ふるってご参加ください。
賞の目的
英語口頭発表賞(EPA)は、大会における英語による研究発表を振興し、留学生や国外からの参加者との議論の場をより多く作ることを目的として設けられています。同時に、特にキャリア初期研究者のコミュニケーション能力と国際的情報発信力を高める機会を増やしたいと考えています。今回実施するEPAでも、この目的と精神を踏襲します。この賞は英語の流暢さなどの言語能力を競うものではありません。応募者には発表の学問的内容と発表技術や姿勢を競っていただき、審査員による採点から優れた発表と判断されたものに賞を授与します。
応募資格
従来のEPAの応募資格を踏襲します。すなわち、日本生態学会の会員で、学生 (学部、修士課程、博士課程)または 2024年3月までで学位取得後 5年以内であることが応募条件となります。育児/介護休暇はこの5年間に含めません。過去にEPA最優秀賞を受賞した方はお申し込みいただけませんが、優秀賞を受賞した方はお申込みいただけます。なお、この応募資格は、次回大会のESJ72以降、変更になる可能性があります。
審査基準
詳細は後日大会公式ホームページでお知らせしますが、審査員による点数評価により審査を行ないます。講演の申込みと賞への応募は、大会申込サイトから行なっていただきます。10月上旬頃稼働の予定ですので、大会公式ホームページで随時最新情報をご確認ください。皆様のご応募を心からお待ちしております。
ポスター発表について
オンラインポスター発表の方法
概要
ポスター発表は、大会プラットフォーム(ONLINE CONF)にアップロードされたポスターファイルを、参加者が大会期間中に自由に閲覧するという形式で実施します。このプラットフォーム上には、ビデオ会議機能(コアタイムのみ)とテキストチャット機能が標準で備わっています。コアタイムにはこのビデオ会議機能を利用して、ポスターの説明や質疑応答を行なっていただきます。また、テキストチャットには、自分のコメントに返信が付いた際の通知機能などもあり、利用しやすくなっています。コアタイム外でもビデオ会議によるディスカッションをしたい場合には、ご自身で用意されたZoomミーティング等を使用してください。そのような外部ミーティングルームのURLのアナウンス等にもテキストチャットが利用できます。
コンテンツの形式
- ポスター発表で用いることのできるコンテンツは、ポスター本体(+補足資料)、グラフィカルアブストラクト、および説明動画の3点です。なお、グラフィカルアブストラクトおよび発表動画の使用は、ポスター賞に応募する場合は義務としますが、それ以外では任意とします。
- ポスター本体は、PDF形式(音声や動画の埋め込みをしない)で作成してください。ファイルサイズの上限は5MBで、これを超えるサイズのファイルはアップロードできません(ファイルサイズが大きいとプラットフォーム上での表示に時間がかかるため、ファイルサイズで1MB以下、あるいはページあたり500KB以下を推奨します)。形式としては「A4サイズ横向き×4枚程度」を推奨します。通常のフォントサイズ(例:12ポイント)で書き込んだものであれば拡大しなくともプラットフォーム上での視認性・可読性は良好です。口頭での補足説明がなくても研究内容が理解できるよう心がけて作成してください。
- 本学会では国際交流に力を入れて取り組んでいます。このため、日本語を理解しない聴衆に対しての配慮を歓迎します。具体的には、ポスターの中で要点を日英併記にする、あるいはポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)を別途用意する、などです。英語版ポスターを別途用意していただく際には、「A4サイズ横向き×4枚」が2セット(日本語版・英語版)という構成が推奨されます。
- ポスター本体の内容を補足し、聴衆のより深い理解を助けるための補足資料(追加の図表やデータ、文書など)を表示することも可能です。これらの資料は、上述のポスターと同一のPDFファイル内でポスターの後に続くように別ページで格納し、1つのPDFファイルとした上でアップロードしてください(英語版ポスターやこれらの補足資料を追加した場合でもファイルサイズの上限は5MBです)。
- グラフィカルアブストラクトは、ポスターの一覧表示おけるサムネイル画像、プラットフォーム上で表示される一枚目のポスター画像、および交流会・懇親会会場となるSpatialChatの背景コンテンツとして使用されます。縦横 1200 pixel x 1200 pixel のJPG画像として作成してください。必ずしも研究内容を要約した画像である必要はなく、たとえば研究対象生物の写真などでも構いません。アイキャッチになることが重要です。
- SpatialChatに貼られたグラフィカルアブストラクトは、ID管理の都合により、大会に参加申込みをしていない方にも閲覧される可能性があります。グラフィカルアブストラクトに含まれる情報には、通常の発表要旨と同程度の機密性をお心がけください。
- ポスター内容を説明する動画や発表内容に関連する動画をアップロードすることができます(2ファイルまで/MP4形式のみ/500 MB以下/5分以内)。プラットフォーム上では、この動画はポスターとは別に表示されます。聴衆はポスターを表示したまま動画を視聴したり、動画ファイルに含まれる音声だけを聞きながらポスターを眺めたりすることができます。
ポスターのアップロード
- 2024年3月1日からコンテンツのアップロードができるようになる予定です。アップロードは講演申込者自身が行ないます。
- ポスター賞に応募している発表の講演者は、2024年3月15日23:59までにすべてのコンテンツ(グラフィカルアブストラクトを含む)をアップロードしてください(これは、SpatialChat上にグラフィカルアブストラクトを貼り付けるための時間的猶予が必要だからです)。ポスター賞に応募していない発表についてもできる限り期日までにファイルのアップロードを済ませてください。コアタイムまでにファイルをアップロードいただけない場合は未発表として扱わせていただく可能性がありますので、早めの準備をお願いします。
その他
- アップロードされたポスターや説明動画は、ダウンロードやテキストのコピーができない設定になります。
- ポスターは会期後1ヶ月間程度プラットフォーム上で閲覧できる状態が続き、この間はテキストチャットを用いたディスカッションも引き続き可能にする予定です。会期後も、交流の場としてご活用ください。
オンサイトポスター発表の方法
- 今大会では、オンラインポスター参加者のうち抽選で選ばれた方に、オンサイト会場で2日間(2024年3月19日、20日)、実物ポスター掲示の権利があります。このポスター掲示期間のうち、原則としてコアタイムは、ポスター番号の奇数が19日(16:00~18:00)、偶数が20日(15:30~17:30)となります。ただし、発表者の都合により指定されたコアタイムでの対応がどうしても難しい場合(例えば、いずれか1日のみの掲示の場合など)には、掲示期間中の別日にコアタイムをとってもらって構いません。自主的に、両日ともにコアタイムをとってもらうことについては問題ありません。
- 両日ともに開場は午前
9時8時半です。到着したら受付を済ませてポスターを貼り出してください。少なくとも、ご自身が発表可能な日のコアタイムまでには必ず掲示を済ませてください。 - ポスターの掲示は、A0縦ボードに行います。このサイズの範囲内であれば、例えば1枚のみの掲示や、分割したものを掲示するなど、発表者は自由に使用していただいて構いません。ただし、サイズをオーバーして隣のボードに入り込むなど、他の発表者の邪魔にならない範囲での掲示をお願いします。
- ポスターを貼るための画鋲は持参してください。例年、会場周辺の店舗では品薄になりますので、ご注意ください。
- 本大会は、日本生態学会では久々のオンサイトでのポスター発表となります。当日は混雑も予想されますので、感染症対策等、ご自身の責任で適切に行っていただきますようお願いいたします。
- 掲示したポスターは20日の17:45までに撤去し、各自で回収してください。撤去されていなかったポスターは、大会本部(都市科学部講義棟102)にて保管しますので、取りにきてください。保管されたポスターのうち、21日の12:00までに受け取りがなかった場合は、こちらで廃棄しますので、ご了承ください。
ポスター賞
キャリア初期研究者の研究活動を奨励するために、優秀なポスター発表に賞を贈ります。本大会では審査員確保の観点から、ポスター賞応募数の上限を500件に設定します。申込は先着順とし、上限に達した場合は一般ポスターまたは口頭発表での発表となります。一般ポスターについては、申込数の上限設定はありません。
応募資格
本大会では、講演者のポスター賞応募資格について以下の条件を設けます。
- 一般講演の申込締切期限(2023年10月31日)の時点で博士号未取得の学生会員とします。
- 過去の日本生態学会大会ポスター賞「最優秀賞」または「優秀賞」を受賞した者は、上記の条件を満たしていても応募できません。過去の日本生態学会大会はEAFESと合同で運営された大会を含みます。
- 審査を効率よく行うため、ポスター賞への応募者は、発表コンテンツとしてポスター本体のほかにグラフィカルアブストラクトと説明動画を掲示してください。ただし、グラフィカルアブストラクトと説明動画の内容は審査に影響しません。
- 発表分野として、公募セッションの「社会性・認知生態学」や「生態学と人間の文化」を希望した講演者はポスター賞に応募することはできません。
審査基準
選考上重視されるポイントには以下のようなものがあります。ポスター賞応募者は、これらの点に十分考慮してポスター作成をお願いします。
ポスターの情報伝達能力
ポスター発表では、研究内容がわかりやすく表示されているかが重要です。例えば、(1)良いタイトル、(2)わかりやすい要旨、(3)視線を引きつける工夫、(4)短時間でおおまかな内容が伝えられる工夫などが必要でしょう。そのためには、字・図表が見やすいこと、情報過多でない、説明なしでも要点が理解できることなどが重要です。公平性を期すために、演題タイトルの受付登録後の変更はお控え下さい。
研究の質
(1)新規性・独創性、(2)データの質・量、(3)解析方法の妥当性、(4)議論・結論の妥当性について審査されます。
注意事項
- 今回のオンラインポスター発表では、グラフィカルアブストラクト、ポスター本体、補足資料(PDF)、補足資料(動画)をアップロードすることが可能となっていますが、このうち審査の対象となるのはポスター本体だけとなります(オンサイトにも掲示する場合でも、審査対象はオンラインポスターのみ)。また、このオンラインポスター本体は、「A4横向き×4枚程度」の形式で作成されたものを想定しています。ただし、オンラインポスターの形式については、協議中のため、今後のご案内にご注意ください。
- 過去に審査対象であった「発表技術」は、今大会では、審査対象に含まれません。優れたポスターは読んだだけでその意義を理解できると考えられるためです。また、ポスター賞の応募者が多いため、審査に要する負担が著しく高まっていることも理由の一つです。ただし、ポスターを見ただけでは評価しにくい項目については、審査員がテキストチャットやコアタイムのビデオ会議機能を用いて発表者に質問し、その応答をもって評価することがあります。
- 日本語を理解しない研究者に対して配慮がなされているかも考慮します。審査の際には使用言語に関わらずポスターの内容についてのみ評価しますが、審査の結果同票だったポスターについては英語による理解が可能なポスターの順位を繰り上げます。英語による理解が可能なポスターとは、少なくとも、タイトル、イントロおよび結論が英語併記される等をもって、英語を読むだけで研究の概要を理解できる場合、あるいはポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)が別ページに用意されている場合等に該当します。
- 使用言語を「英語」、もしくは「バイリンガル」とした場合、ポスターの中に英語での説明を含めるか、ポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)も用意するようにして下さい。
オンラインポスター発表にかかわる賞について
- 本大会のポスター発表では、従来どおりのポスター賞に加えて、大会参加者全員で選ぶ「いいね!」賞とベストディスカッサー賞が設けられます。
- 日本生態学会ではなくESJ71が独自に授与するため、学会公式の賞ではありません。
- これらの賞の受賞者は、決定次第、ONLINE CONFおよび大会ウェブサイトで告知します。
「いいね!」賞
- コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して、今回、通常のポスター賞とは別に賞を設けます。選考は、ポスター発表に対する投票(「いいね!」)の数で行われます。有効票として計上されるのは、そのポスター発表に対してコメントを残した方が投じた票に限られます。投票の権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
- この賞の選考にあたっては、多くの閲覧者を得られたポスターが有利になります。そのため、閲覧システムの性質上、番号の若いポスターほど有利になる可能性があります。
ベストディスカッサー賞
- 良質のコメントを書き込むことによってポスター発表および高校生ポスター発表の盛り上がりに貢献した大会参加者個人に対し、賞を贈ります。
- コメントについた「いいね!」の数を大会参加者ごとに集計し、選考します。コメントに「いいね!」をつける権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
- この賞は、コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して今回特別に設けられたものです。