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フォーラム U02

野外調査における危険と安全ー安全な野外調査マニュアル案の議論の場

主催:野外安全管理委員会  粕谷 英一(九大・理・生物)

 生態学では野外調査が大きな比重を占めています。野外での調査では、残念ながら、過去、重大な事故が起こっており、事故を起こりにくくし安全な野外での調査ができるようにしていくことは、生態学者のつとめです。

 野外調査はそれぞれ調査場所や対象生物、調査項目や条件などさまざま異なる、多様なものですが、安全上の留意点には共通したものも多く、他の研究機関での経験や教訓には参考になるものが多数あります。また、自分の野外調査でとくに危険な部分や注意すべき部分を認識しておくことも重要です。そこで、野外調査で安全上注意すべき点をまとめたもの(マニュアル)が必要になります。野外安全管理委員会では、現在、案をまとめる作業を行なっています。このマニュアルが実際に役立ち事故を起こりにくくするには学会員ひとりひとりの意見や経験を反映させることが必要です。

 福岡での大会以前にウェブ上で案を公開して、学会員のみなさんの意見をいただくとともに、このフォーラムでマニュアル案について説明し、学会員からの生の声をいただき、議論を行なっていきます。

日本生態学会