| 要旨トップ | ESJ57 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨 |
自由集会 W06 -- 3月15日15:00-17:00 J会場
日本政府は2010年2月にユネスコに対して、小笠原諸島を我が国で4番目の世界自然遺産候補地として推薦した。小笠原は世界遺産級の自然をもちながら、同時に多くの外来種問題をかかえており、保全事業、自然再生の最前線ともなっている。この自由集会では、単なる事例紹介にとどまらず「順応的」保全にむけて「保全事業の結果新たに生じた展開(=強弱やスピードが予想と異なる生物間相互作用)をいかにモニタリングし、次の保全事業にフィードバックするのか」を考える。これこそが現在研究者に求められている課題であり責任であろう。
コメンテーター:伊藤秀三(日本ガラパゴスの会会長)他
※Springer社から発行されたばかりの小笠原の外来種とその対策に関する英文単行本「Restoring the Oceanic Island Ecosystem: Impact and Management of Invasive Alien Species in the Bonin Islands」も紹介します。
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研究者の社会的責任パート2:研究者が自ら示す保全時代の環境配慮