| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第59回全国大会 (2012年3月,大津) 講演要旨
ESJ59/EAFES5 Abstract


一般講演(ポスター発表) P3-256J (Poster presentation)

霧島えびの高原における高木性樹種実生の生存に対するニホンジカ(Cervus nippon)および微環境の影響

*濵田大輔(鹿大院・連農),曽根晃一(鹿大・農),畑邦彦(鹿大・農)

霧島えびの高原における高木性樹種実生の生存に対するニホンジカ(Cervus nippon)および微環境の影響

*濵田大輔(鹿大院・連農)、曽根晃一(鹿大・農)、畑邦彦(鹿大・農)

ニホンジカ(Cervus nippon)による植生被害が全国的に報告される中、霧島えびの高原においても植生に対する被害が顕著になってきている。えびの高原は落葉広葉樹林帯に属し、アカマツ林やモミ・ツガ林も見られるが、特に、シカの生息密度が高い高原中心部では、シカの採食によって後継樹が育たない状況になっている。植生管理を行う上で、これら後継樹に対するシカの影響を明らかにすることが必要である。また、それらは他の植物からの被圧や土壌環境などといった局所的に変化する微環境にも影響を受ける。そこで本研究では、特に、高木性樹種の当年生実生を対象とし、生存に対するシカおよび微環境の影響を明らかにした。


日本生態学会