| 要旨トップ | ESJ59 自由集会 一覧 | 日本生態学会第59回全国大会 (2012年3月,大津) 講演要旨
ESJ59/EAFES5 Abstract


自由集会 W25 -- 3月19日 17:30-19:30 C会場

群落談話会「東北地方沿岸域の植生の現状と修復,回復にむけて」

企画者: 蛭間 啓(飯田市美術博物館), 石田弘明(兵庫県立大学)

東北地方太平洋沖地震では多大な人的被害の陰で海岸林を含めた地域の植生や生態系も改変された。今後の被災地の復興を進める中で、地域の自然資源である植生や植物からの情報をしっかりと読み取り、自然を再生し、活用することが地域の安全や発展には欠かせないと考える。植生学会では、植生学の立場からの復興に際する提言を発表したほか、被災地の既存の植生に関する情報を収集すると共に、被災地の植生の被災状況や再生過程に関して調査研究をすすめている。

この自由集会では、東北地方沿岸域植生の修復、回復においてより具体的な指針を提示することを目的として、現地調査を進めている研究者の報告を受けるとともに、環境省がすすめる三陸復興国立公園計画について担当者からの説明を受け、議論する。

仙台湾岸を事例とした砂浜海岸の植生: 南北・東西環境軸に沿った整理 平吹喜彦(東北学院大・教養)

津波災害が海岸林や植生へ与えた影響 佐々木寧(埼玉大・理工)

大津波が植生へ与えた影響-岩手県・宮城県での事例- 原 正利(千葉県立中央博物館)


日本生態学会