| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨 ESJ60 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P1-232 (Poster presentation)
鳥類の繁殖成績は、繁殖初年度は低くその後高く安定する。この傾向をもたらす要因は、個体の質、繁殖つがい間のコンビネーション、場所の3側面から解釈が試みられてきた。しかし、これらはいずれも互いに関係し合い、分離が難しい。私たちは南大東島において、長期的に個体識別されたダイトウコノハズク個体群の追跡研究を行なっている。さらに本個体群は極めて高密度で生息し、一度定着すると一生その場から移動せず、解析に有効な特徴を持っている。そこで、本研究では2010-11年6-8月に行なったCCDカメラによる雛に運ばれる餌内容解析から、3側面の分離を試みた。