| 要旨トップ | ESJ61 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


フォーラム U01 -- 3月15日 18:00-20:00 D会場

君にも書ける! エコリサ・データペーパー講座

主催:大規模長期委員会  日浦勉(北大), 真板英一(国環研), 石原正恵(北大), 大手信人(東大), 中村誠宏(北大)

日本生態学会の英文誌エコロジカル・リサーチにデータペーパーが新たに設立された。しかし、データベーパーがどのような目的で作られたのか?どうやって投稿するのか?は十分には周知されていないため、投稿するまでに大きなハードルがあるのが現状である。そこで、本フォーラムでは、データペーパーへの投稿を決意した研究者が原稿をまとめ、さらに受理後に自分のデータをデータベースに登録するまでの一連の作業を分かりやすく説明したい。

 データペーパーは通常の論文と内容的にも形式的にも異なっている。データペーパーはデータ本体とメタデータから構成されており、その両方について一定の水準を要求される。データ本体は一定の量と質を備えた観測データや実験データを電子ファイルにしたものである。メタデータは「データ本体の取説」とも言うべきもので、第三者がデータを探したり利用する時に参考になる情報を記述したものである。データにはどの程度の量と質が必要なのか、メタデータにはどのような内容を記述したらいいのか、を理解することは、データペーパーの原稿を準備するのに役立つだろう。データペーパーの査読が通常の論文とどう違うのかは、投稿者が最も気になるところであろう。この点はエコリサのエディターに講演して頂く予定である。

 受理されたデータペーパーは JaLTER データベースに登録して公開する。JaLTER データベースに馴染みがない方のために、JaLTER データベースの仕組みや使い方を簡単に説明する。特に中心技術である EML(Ecological Metadata Language)規格については日本の研究者コミュニティにはまだあまり知られていない。これを機会に理解が深まることを期待する。

 最後に、データペーパーの投稿経験者に、実際に投稿して感じたことをざっくばらんにお話して頂く予定である。

[U01-1] あいさつ(データーペーパーの目的と意義)  日浦勉(北大)

[U01-2] データーペーパーの現状  石原正恵(北大)

[U01-3] 投稿プロセスと流れ:原稿作成の注意点・査読のポイント  大手信人(東大)

[U01-4] JaLTER データベースの仕組みと登録方法  真板英一(国環研)

[U01-5] 投稿経験者の体験談  大澤 剛士(農環研)

[U01-6] データベースを利用した研究  土居秀幸(広大)


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