| 要旨トップ | ESJ61 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


フォーラム U03 -- 3月15日 18:00-20:00 H会場

生態学教育のネットワークを築く-生態学教育専門委員会・アウェイの生態学ジョイント企画-

主催:生態学教育専門委員会  生態学教育専門委員長・西脇 亜也(宮崎大学農学部), 畑田 彩(京都外国語大学)

「生態学教育専門委員会」は主に高等学校における生態学教育をテーマとして、過去5回のフォーラムを開催してきました。一方「アウェイの生態学」は文系学部や教育学部など非専門科目としての生態学教育をテーマとして、過去3回の自由集会を開催してきました。この両集会に共通しているのは、いわゆる「ホーム」の生態学者養成の研究教育というよりは、理科教育としての生態学の裾野を広げることに主眼を置いている点です。

今まで集会を開催してきた中で気づいたことがあります。生態学教育において、高等学校あるいは文系学部とターゲットを分けるよりも、「ホーム」まで含めた生態学教育全体を見渡す必要があるのではないかということです。「アウェイ」や「ホーム」で行われている生態学教育は、手法さえ工夫すれば高等学校でも応用できます。逆もまたしかりです。問題は、そのような手法や教材が共有されていないことにあるのではないでしょうか。

そこで、今年度の大会では「生態学教育専門委員会」と「アウェイの生態学」のジョイント企画を行うことにしました。「生態学教育のネットワークを築く」と題して、生態学教育を展開する上での悩み、試行錯誤しながら行っている工夫、外部からの支援の可能性などを取り上げます。生態学教育に興味のあるみなさんの参加をお待ちしています。

[U03-1] 趣旨説明  畑田 彩(京都外国語大学)

[U03-2] 高校の教育現場における生態学教材のニーズ  水澤玲子(帝塚山中学校高等学校)

[U03-3] 生態学の応用と実践を扱う教育現場での教材や手法共有の可能性  澤田佳宏(兵庫県立淡路景観園芸学校)

[U03-4] 博物館が持つリソースを利用した生態学教育の可能性  石田 惣(大阪市立自然史博物館)

[U03-5] パネルディスカッション:生態学教育のネットワークを築く  コーディネーター:西脇亜也(宮崎大学農学部) パネラー:水澤玲子・澤田佳宏・石田惣・丑丸敦史(神戸大学人間発達環境学研究科) ほか


日本生態学会