| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


一般講演(ポスター発表) PA1-064 (Poster presentation)

ヤマグワの葉の形状とその要因

*越智大樹(帯広畜産大・生命科学),小山耕平(帯広畜産大学・環境生態)

植物の葉には同化器官として重要な役割があり、葉の形態は様々である。その形には植物が生存する上で何らかの意味があると考えられる。

ヤマグワは山地や平野に生える落葉樹で、その葉は古くから養蚕に利用されてきたが、ヤマグワの葉の形は均一ではなく、裂片の有無や裂片の数や深さが様々である。本研究では、日光の当たり具合に着目して、ヤマグワの樹冠の上部と下部の葉の形態に違いがあるかどうかを調べた。葉の樹冠内の位置関係と裂片の切れ込みの程度との相関から考察を行った。また、葉の切れ込みの程度を数値化する方法の検討も行った。


日本生態学会