| 要旨トップ | ESJ62 フォーラム 一覧 | | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨 ESJ62 Abstract |
フォーラム U01 -- 3月19日 9:00-12:00 C会場
2010年に開催された生物多様性条約第10回締約国会議において、愛知目標が設定され「2020年までに侵略的外来種及びその経路が特定される」等が掲げられ、生物多様性国家戦略2012-2020にも、侵略的外来種リストの作成が記述されている。環境省と農林水産省は平成24年よりリスト作成に向けて取り組み、現在その案が取りまとめられ、今後パブコメが行われ、今年度末には発表の予定である。この委員会には本学会の外来種検討作業部会のメンバーも多数選ばれ、部会意見も自然保護委員会と共に要望書として提出した経緯もある。このリストは、今後の外来種被害防止行動計画においても重要な柱として位置づけられ、これを元に特定外来生物の追加指定が行われる予定である。しかし、学会員への周知検討はまだ不十分であり、本企画集会を通じて会員への周知と意見集約を図り、日本における外来種被害防止行動の推進に役立てたいと思っている。
1.企画集会の趣旨説明:村上興正(元京大理学研究科)2.我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト作成の経緯と課題:谷垣佐智子(環境省野生生物課)3.哺乳類の現状と課題:池田透(北大文学研究科)4.鳥類の現状と課題:石田健(東大農学研究科)5.魚類の現状と課題:中井克樹(琵琶湖博物館)6.昆虫の現状と課題(予定):森本信生(畜産草地研究所)7.植物の現状と課題:角野康郎(神戸大理学研究科)8.司会進行・総合討論:村上・中井・角野
[U01-1] 愛知目標達成のための侵略的外来種リスト(仮称)の現状と課題:趣旨説明
[U01-2] 我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト作成の経緯と課題
[U01-3] 哺乳類の現状と課題
[U01-4] 鳥類の現状と課題
[U01-5] 魚類の現状と課題
[U01-6] 昆虫の現状と課題
[U01-7] 植物の現状と課題