| 要旨トップ | ESJ62 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


フォーラム U04 -- 3月19日 14:30-17:30 E会場

若手研究者のキャリア形成: 生態学を活かして企業・官庁に就職するには? ー生態学人材育成の現状と課題ー

主催:キャリア支援専門委員会  別宮有紀子(都留大), 中坪孝之(広島大), 西田貴明(三菱UFJ)

人間の経済活動が自然環境に与える影響がますます大きくなっている昨今、生態学の知識や考え方は持続可能な社会の構築のために必須のはずである。しかしながら、生態学を活かせる職種や、生態学を学んだ人材を求める求人はそれほど多くないのが現状である。一方で少ないながらも生態学出身者を採用したいという企業も存在する。しかし、応募者と採用側の認識のずれなどにより、生態学出身者の採用状況がそれほど芳しくないという現実もある。

生態学を学んだ人材が社会の様々な分野に進出し、社会に貢献するにはどうすれば良いのか?生態学を学んだ経験を生かしながら、社会で働くにはどのようなスキルや資質が必要なのか?今回は、生態学者の採用実績のある企業および環境系NGO/NPOから三人にご講演いただき、企業や社会で求められている生態学人材の実情、国内の大学における生態学人材育成プログラムの課題、海外での生態学系人材育成プログラムの事例について紹介していただく。

総合討論はパネルディスカッション形式で、生態学を活用している実務家数名をパネラーとしてお迎えし、採用のポイントや今後の人材育成の課題について議論したい。生態学を活かしたビジネス、社会貢献に興味がある若手会員、生態学人材の育成に関わる中堅・シニア会員の皆様の参加をお待ちしています。

司会:中坪孝之(広島大)

コメンテーター:可知直毅(首都大)

[U04-1] 趣旨説明  別宮有紀子(キャリア支援専門委員長)

[U04-2] 日本企業の生態学人材への期待と採用時の課題  西田貴明(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

[U04-3] 生態学を活かして社会で働くために必要な資質・スキルとは? :生態学人材育成プログラムのミッションと課題  竹本徳子(立教大学)

[U04-4] 社会に貢献するエコロジストの育成-英米における制度調査から  相川高信(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

[U04-5] パネルディスカッション:「生態学人材」を社会に浸透させるには?   パネラー;小坪遊(朝日新聞), 川口幹子(一般社団法人MIT), 岩浅有記(国土交通省), 竹本徳子(立教大学), 相川高信(三菱UFJ)他を予定


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