| 要旨トップ | ESJ62 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


フォーラム U05 -- 3月19日 18:00-20:00 H会場

生態学者よ、街に出よ! Part 11 企業と生物多様性 〜持続可能な原材料調達が環境と企業を守る〜

主催:理事会  可知直毅(首都大学東京), 足立直樹((株)レスポンスアビリティ)

日本生態学会は生物多様性の保全に資するため、長年にわたり国内外における研究活動を通じて積極的に学術的貢献をしてきた。今後これらを社会的活動として推進するためには、蓄積された知見を企業等外部の組織に提供するなど、協働することがますます重要になるであろう。

一方、日本企業の活動はますますグローバルになっており、特に原材料は海外の資源に頼る割合が高まっており、消費生活と企業活動を存続させるために、いかに持続可能な形で海外の原材料を利用するかが喫緊の課題となっている。そのような中いくつかの先進的な企業は、原材料の調達網の最上流まで遡り、生態系や地域のコミュニティに配慮した原材料を調達行なうための厳しい調達方針を整備している。しかし、海外の原産地とその周辺の生態系を適切に保全するかという課題は、一企業が解決するにはあまりに大きい。

このような責任ある調達活動が原材料の原産国の生物多様性や生態系を保全するためにきわめて重要であることは論を待たないし、そのためにこれまで蓄積されてきた生態学的知見が役立つことも多いだろう。

そこで本企画では、そのような先進的かつ持続可能な調達を推進している企業を招き、その取組みをご紹介いただくと同時に、生態学がそこにどのような貢献をできるかを考える。

またこれを一つの例として、産・官・民および学界の協働の今後の展開方法も検討し、生態学会関係者と企業人の間での継続的な意見・情報交換を行い、協働の活性化をはかる。

[U05-1] 持続可能な原材料調達とは?  足立直樹 (株)レスポンスアビリティ

[U05-2] 花王の調達の取組み(仮)  演者未定 花王(株)購買部門

[U05-3] 木材貿易の生物多様性フットプリント(仮)  演者交渉中


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